エントリーシートに困っているなら、マインドマップがオススメ
Photo:Conciencia By Philippe Boukobza
マインドマップが就活に便利すぎて、マインドマップ無しでは生きていけないぐらいになったので、私と同じく迷える就活生たちに、是非マインドマップを知って欲しいと思って寄稿。
以前、意識高い系と出会った話を書いたが、その中でこんな会話があった。
男「マインドマップ、マジ便利過ぎ。毎日、マインドマップで自己分析して、写真撮ってevernoteにぶちこんでるわぁ」
私「マインドマップって、何?ロジックツリーとかと違うの?」
男「それマジで言ってるんすか?それじゃ、右脳まったく使えてないっすよ。そんなんじゃ、ice age of jobhunt (訳:就職氷河期)生き残れないっすよ。」
余計なお世話である。
彼の説明によれば、ロジックツリーは左脳的論理力によって構築するが、マインドマップは右脳的直感力でつくるので、自己分析にマインドマップを使うと、過去に大切にしてきた価値観や思いを上手くあぶり出して、表現することが出来るらしい。
どうにも胡散臭い話だが、他の意識高い系な人々も加わって、マインドマップトークで盛り上がり、マインドマップ賛美を声高に叫んでいたので、なんだか気になってきて(乗せられて)マインドマップを勉強してみることにした。
マインドマップは就活生のマストスキル
結論から言うと、マインドマップはかなり使える。というか、マインドマップを知ってしまった今となっては、マインドマップ無しでの生活が考えられないぐらい便利。何か考えるときは、すぐにマインドマップを描いてみたくなるぐらいやみつきになる。
具体的には、エントリーシートで志望動機を書いたりするのにマインドマップを使うと、すごく楽しく、芋づる式にどんどんアイデアを引きずりだせて、簡単にエントリーシートを埋められる。しかも、アイデア同士の関連が一目で分かるので、全体感を持って考えられる。エントリーシート以外にも、自己分析であったり、取り組んでいる研究課題の問題点探しにも使える。
マインドマップって聞くと、ロジカルシンキングとかフレームワークみたいにそれっぽいけどいまいち役に立たないメソッド感が漂ってるけど、実際はかなり実用的で、人生を変えるほどのインパクトがある方法だと思うので、是非試してみて欲しい。
マインドマップ修得に最適な2冊の本
マインドマップを勉強するために購入して読んだのは以下の2冊。
マインドマップ超入門 (トニー・ブザン天才養成講座) (トニー・ブザン天才養成講座 1)
- 作者: トニー・ブザン,近田美季子
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 14人 クリック: 137回
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- 作者: トニー・ブザン,バリー・ブザン,神田昌典
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/11/03
- メディア: 単行本
- 購入: 34人 クリック: 433回
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マインドマップ超入門 (トニー・ブザン天才養成講座) (トニー・ブザン天才養成講座 1)は理論面にはこだわらず、どうやって実践するかのみに主眼がおかれており、ページもカラフルで文字が大きく、読みやすく分かりやすい。
一方、ザ・マインドマップはなぜマインドマップが有効なのかを理論面から詳細に説明している。かなり冗長で読むのがめんどくさいけど、内容はしっかりしてて納得感がある。
最初に読むなら、マインドマップ超入門 (トニー・ブザン天才養成講座) (トニー・ブザン天才養成講座 1)がオススメ。実際の使用上は、この本を読むだけで十分だと思うけど、なぜマインドマップが有用なのか、論理的に理解しないと嫌だと言う人はザ・マインドマップを読むと良いと思う。
デロイト・トーマツ・コンサルティング一次面接はとても和風
Photo:Spicy Char-Siu Onigiri By joo0ey
デロイト・トーマツ・コンサルティング(DTC)の一次面接に行ってきた。
受付に行くと控え室に通されて、3人の就活生と一緒になった。3人中、2人が京大、1人は関大。フィルターは今日も絶好調である。関関同立未満と出会ったためしがない。
控え室に入った順に1人ずつ面接に呼ばれていく形。
面接官は男性と女性の若手二人で、面接は約十五分間とかなり短い。
質問内容は以下の通り。
自己紹介
自己PR
志望動機
学生時代に頑張ったこと
と、かなりテンプレな日系コンピテンシー面接である。こちらの回答に応じて、さらに質問をして、深堀りしてくる感じ。
学生時代に頑張ったことで、ある問題解決について述べたところ、過去の自分にアドバイスするとしたらどんな改善策を提案するかと問われたことが、若干コンサルっぽかった。
あと、自己PRで自分の長所を二つ挙げたら、「三つ目はない?」って聞かれたのが印象的だった。他の就活生で、弱点を三つ挙げろって、言われた人もいるらしい。それはきつい。
会社説明会のときから、外資系のくせに日本的な会社だと思っていたけど、面接も和風だしの香りがぷんぷんするね。
節分。ただし、投げるのは発酵した豆
Photo:Natto By snowpea&bokchoi
今週のお題「節分」
昔、京都大学のクスノキの前で、豆を投げつけ合っている輩を目撃した。それも、発酵した豆、つまり納豆である。
彼らは納豆を全力投球しようとするも、納豆の強力な粘着力のために手から離れて行かず、弧を描いて戻ってきた納豆に顔面や頭部をぶつけて、ネバネバになっていた。
納豆フリークの私としては、なんてもったいないことをするのかと、当初は憤懣やるかたない心持ちであったが、あまりに楽しそうに納豆をぶつけ合うバカ京大生達の姿にむしろ羨望のような気持ちが芽生えてきた。
彼らは、理想的な大学生とは言えないかもしれない。社会的に要請されるエリート像からかけ離れているかもしれない。それでも、彼らは世界中の誰よりも青春を謳歌していた。納豆でネバネバの彼らが輝いて見えたのだ。
大学改革の必要性が訴えられて久しい。だが、改革によって学生の自由が奪われ、彼らのような大学生の居場所が無くなるようなことにだけはなって欲しくないと、切に願っている。
ニトリの一次面接で聞かれたこと
Photo:HRC visit provides career guidance By USAG-Humphreys
ニトリの一次面接に行ってきた。
実際に質問の受け答えをする時間は30分ぐらいで、フィードバックを10分程してくれた。1月の段階で、面接のフィードバックをしてくれるのは非常にありがたい。4月に面接が本格化するまでに、微調整して最適化する時間が十分にある。ニトリに全く興味が無い人でも、面接の練習がてら受けてみる価値があると思う。
面接での質問は極めて事務的に行われているようだった。面接官が、ipad を片手に質問項目を読み上げ、私の応答をメモしていく形。
以下に聞かれた質問をリストアップした。
・強みは何か。
・弱みは何か。弱みを克服する為にどのような努力をしているか。
・挫折経験はあるか。
・就活の軸は何か。
・他にどんな業界を志望しているか。
・ニトリ以外に志望している企業はあるか。
・ニトリと他の志望企業から内定を貰った場合、入社する方をどうやって決めるか。
・ニトリで何をやりたいか。その理由は?
・ニトリで二番目にやりたいことは何か。
・ニトリの店舗へ行ったことはあるか。どんな印象を持ったか。
・ニトリの商品について、改善点はあるか。
・ニトリを志望する理由は?
・ニトリのロマンを言えるか。
・どこの店舗に勤めたいか。
・接客業に抵抗感は無いか。
特に深堀りされたのは、ニトリで何をやりたいかというところ。やりたいことにたどり着くまでに、どのようなキャリアパスを考えているのかを詳しく聞かれた。ニトリ特有の配転教育システムと絡めて、しっかり練っていく必要があるだろう。
また、ニトリを志望する理由についても、執拗に聞かれた。なぜ、ニトリでなければならないのかを、きっちり説明することが求められる。印象的だったのは、「なんで、IKEAにしないの」という台詞。上手く答えられずに、まごまごしていると、人事の方が「だって、正直言ってIKEAの方がデザインかっこいいよね」とか言い出した。いやぶっちゃけすぎだろ、ジンジ。
全体的な印象としては、しっかり自己分析をして、ニトリで働くことをちゃんと考えているかどうか見抜こうとしているようだった。また、こちらの良いところを引き出そうと奮闘してくれていたのが、すごく好印象だった。
フィードバックは、こちらの話した内容に対する所感と、話し方や振る舞い方に関する注意だった。私の場合、話す内容は良かったが、態度が偉そうで、早口すぎ、という注意を頂いた。気をつけたい。
面接後に他の就活生たちと話した感じでは、圧迫とまではいかないものの、フィードバックで結構ボロカスに言われることもあるらしい。詳しくは言えないが、半泣きの女子と死んだ魚の目をした男子がとぼとぼと帰途についたとだけ述べて、本記事の結びとしよう。
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ニトリのwebテスト難しすぎ
Photo:dispair By Jessie Pearl
少し前の話になるが、ニトリの適性検査がゲロ難だった件について。
ニトリはESとweb適性検査の締切が1月6日とかなり早かった(後期募集もあるらしい)ので、ESが通るかどうかのリトマス試験紙として、またweb適正検査に慣れておく為に受けてみた。
説明会では、web適性検査はSPIとのことだったので、取りあえずノートの会の[テストセンター対応] これが本当のSPI2だ! (2014年度版)を一周やったのだが、適性検査の問題は明らかにSPIではなく、TGweb系統だった。
具体的には、非言語で展開図や回転する図形上の点の軌跡といった図形問題が出題され、単純に計算を行えば答えを出せる問題は集合ぐらいだった。
また、言語も長文の適切な要約を選択させるものと、文章並び替えの二種類しか出題されなかった。特に、長文は哲学や法律、自然科学系の難解な学術書から出題され、もはや何を言っているのか分からないレベルの文章で、今年のセンター国語が可愛く見えるほど。しかも、時間制限的に一問あたり約一分しか費やせないので、時間が全く足りず、半分ぐらいの問題を脳内乱数表に基づいて回答する羽目になった。
全体として、3、4割の正答率だったと思うけど、結果として適性検査は突破出来たので、ボーダーは低いのかもしれない。二トリを受ける人には、適性検査が出来なくても、そんなに落胆する必要はないと伝えたい。
他の企業の話になるけど、デロイトトーマツコンサルティングもニトリと同じ感じのwebテストだった。こっちはまだ結果返ってきてないけど、相変わらず出来が悪かった。仕方ないので、【TG-WEB対策用】必勝・就職試験! 8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【2】 2014年度版でしこしこと勉強します。
【TG-WEB対策用】必勝・就職試験! 8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【2】 2014年度版
- 作者: SPIノートの会
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2012/06/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 4回
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本当の意識高い系に、出会った
某巨大飲料メーカーの説明会に行ってきた。もはや、多角化しすぎて飲料メーカーという表現が憚られるけれど。
この説明会は、参加する為にグループディスカッション(GD)選考の突破が必要という謎のセレクト感があり、おかげで参加している学生のスペックはかなり高かった。
まず、参加者は旧帝の経済が3人、法律が2人。生物系院生の私の場違い感が凄まじい。
また、説明会後の飲み会で、社員の方が名刺を取り出すと、私以外全員の学生は即座に名刺を取り出し、交換し始めた。なんで、名刺なんて持っとんねん。しかも、うち1人はベンチャーを立ち上げ、代表をしているらしい。
さらに、全員春から就活を初めており、夏にはインターンを経験し、既に外資系コンサルおよび金融の内定を貰っているか、最終面接に進んでいた。12月下旬から就活を始め、エントリーシートを一枚出しただけという私は、ごめんなさいとしか言いようが無い。
いままで、意識高い系(笑)って馬鹿にしてきたけど、本物はやっぱり違った。ジョブズの stay foolish, stay hungry とか唱えるだけで何もしない奴らだと思ってたら、すごく行動力もあって、well prepared な人たちも居るんだね。
私は既に時間的なビハインドがあるにも関わらず、こんなに優秀な人たちと競合していかなければならないと考えると、もっと頑張らないとまずいなって、本当にやる気スイッチが入った気がした。
補足1:お茶
説明会では、自社製品のお茶を貰った。6人の参加者に対し、24本もお茶が用意されていたものだから、全員が3本ずつ持って帰る羽目になった。鞄からはみ出してる人もいて、とてもシュール。すごく重かった、でもおいしかった。
補足2:説明会のセレクト感
GDの突破率を考えてみる。私が参加したGDは参加者15人だった。説明会に見た顔は居なかったので、仮にGDを突破したにも関わらず、説明会に参加しなかった人が居ないとすると、GDの突破率は15分の1である。そりゃ、すごい奴が集まる訳だ。
なぜ、私が突破出来たのかは未だに分からない。GDでの私の役割は、空気を読まずにリーダーシップをとって目立とうとするアホを、全力で潰す書記っていうよく分からない立ち位置だった。もしかしたら、議論の方向を適切に軌道修正したってことで、評価されたのかもしれない。
ちなみに、GDの内容は、「真のグローバル人材になるためのキャリアパス」を考えるというものだった。今振り返ると、お題は漠然としすぎてて、いまいちだな。
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初投稿
Photo:Start Starting Line Americorps Cinema Service Night Wilcox Park May 20, 20117 By stevendepolo
このブログの目的は三つあります。
一つ目は、自分の思考変化の軌跡を記録することです。就活を行っていく中で自分の中の軸が激しくぶれ動いているのを感じており、どのような情報のインプットによって、自分の価値観が変動したのかを後から確認したいと考えています。
二つ目は、文章を書く練習です。大量のESを高速かつ巧緻に処理していく能力を獲得するには、毎日の鍛錬が欠かせません。また、新聞社にも興味を持っているので、作文対策にもなると考えています。
三つ目は、まだ見ぬ後輩就活生に対する情報提供です。就活では、大量の魑魅魍魎的情報群に困惑し、日々迷い考え続けています。その過程で得られた経験知を共有出来れば、後輩たちから、しなくてもよい苦労を少しでも軽減出来るのではないかと思います。
就活が終わったとき、この投稿を笑いながら読めることを楽しみにしています。