理系修士の就活備忘録2013

全国紙2社から内定を貰ったので、マスコミ対策ブログに変身中。

日本経済新聞社 春採用 筆記試験体験記

 大阪会場で受験した。会場はマイドーム大阪で、三菱商事の面接も同じ場所で行われていたため、仕事できる感じのイケメンリア充たちの局所密度が高まっていた。真面目でお固そうな日経新聞の受験者とのコントラストが面白かった。

試験会場は、大広間にパイプ机と椅子が設置してあり、一つの机に二人の受験生が左右に並んで座る形。このパイプ机がボロいせいか、隣の受験生が消しゴムで文字を消すたびに机が激しく揺れたのには辟易した。

私的フェルミ推定によれば、倍率は39倍

記者部門の受験生はざっと見て200人ぐらい。全国の大学生数は257万人、大阪と京都と兵庫あわせて約45万人なので(http://todo-ran.com/t/kiji/15087より)、記者部門の全受験者数は約1300人といったところだろうか。日経は今年50人採用するらしいので(http://astand.asahi.com/magazine/wrnational/special/2013032100005.htmlより)、仮に春採用の割合を3分の2とすると、採用数は33人。よって、推定される採用倍率は1300を33で割って、39倍。つまり、筆記試験の受験者のたった2.5%しか入社できない。大阪会場で言えば、200人もいるうち、たった5人である。いかに新聞社が難関であるか分かる。

テーマ「ぶつかる」にぶつからなかった

作文のテーマは「ぶつかる」。昔友達とけんかしたエピソードを交えて、無難にまとめる。比較的書きやすいテーマだったと思うが、どうまとめるか思いつかず死亡したという友人も多かった。テーマ「ぶつかる」に「ぶつかって」困惑する就活生をメタ的に書けば受かったかもしれない。

英語は簡単。センター並み

マークシート式の日経TEST準拠問題はかなり易化している印象を受けた。また、英語もかなり簡単だった。難易度的にはセンター試験と同レベル、TOEICより簡単といったところで、TOEIC730もあれば満点がとれるのではないだろうか。試験問題は、前置詞の穴埋めや、説明文に合う英単語を選ぶもの、長文を読んで内容に合致する選択肢を選ばせるものなどテンプレしかない。出てくる単語も一般的な受験英語と変わりないので、特に時事英語に対する対策は必要ない。TOEICの勉強だけで十分だ。

作文はやっぱり重要

時事問題と英語は簡単すぎて、記念受験層以外ではほとんど差がつかないので、作文のウェイトが高くなると思われる。ますます作文の重要性を痛感した。もっとも、時事と英語が出来なければ、それ以前の問題として門前払いな訳だが。後に書くが、最終面接で、私の直前に面接を受けた人が、TOEICを受けていない理由について詰問されていたので、日経はTOEICの点数も重視しているのかもしれない。その意味でも、TOEICは勉強しておいた方が良いだろう。