理系修士の就活備忘録2013

全国紙2社から内定を貰ったので、マスコミ対策ブログに変身中。

新聞社 筆記試験対策② 時事問題、一般教養

Writing Exams
Photo:Writing Exams By ccarlstead

論作文と同時に実施される、マークシート式の時事問題および一般教養。センスが問われる論作文と違って、誰でも努力すれば点数をとれるだけに、しっかり準備しておきたい。

 

まずは、過去問を見て欲しい。それぞれの新聞社の採用ページからダウンロードできる。

読売新聞 http://saiyou.yomiuri.co.jp/recruit/boshu/past/

朝日新聞 http://www.asahishimbun-saiyou.com/saiyo_kakomon.html

日経新聞 http://www.nikkei.co.jp/saiyo/recinfo/kakomon.html

毎日新聞 http://www.mainichi.co.jp/saiyou/examination.html

 

さっと目を通すだけでも、かなり難しいことが分かるのではないだろうか。

私も最初見たときは、あまりの難しさに絶望感すら感じた。受験するのをやめようかと思った程。ノー勉だと2割とれるかどうかという所だ。しかし、ちゃんと対策した結果、8割以上はとれるようになったので安心して欲しい。逆に言えば、対策するかしないかで、かなり差がつく。

 

私は時事問題および一般教養の対策として、3つのことを行った。

 

1、新聞ダイジェストを半年分

秋採用がある新聞社なら、春採用の出題範囲は秋採用が行われた後からなので、半年分を対策すればよい。

新聞ダイジェスト各月の「重要ニュースまとめ」を読んだ後で、巻末の「時事問題模擬試験」を解く。一冊あたり2時間ぐらいで終わるので、半年分でも12時間しか要しない。これだけの短時間で全範囲を網羅できるので、かなりコストパフォーマンスが良い方法だと思う。

バックナンバーを後から調達するのはなかなか大変なので、あらかじめ計画的に購読しておいても良いが、私は大学図書館においてあるものを利用した。

筆記試験直前期になると、マスコミ受験者が考えることは同じで、図書館においてある新聞ダイジェストは取り合いになる。出来れば直前ではない時期にやっておくのが望ましい。とはいえ、私は筆記試験一週間前に新聞ダイジェストを猛勉強したので偉そうなことは言えない。謎の美少女との新聞ダイジェストの取り合いは、私の就活のハイライトと言っても過言ではない。朝が弱い私の全敗だったが。

 

2、問題集を一冊やる

使ったのは、2014年採用版 一般教養の天才 (Wセミナー マスコミ就職シリーズ)だ。

2014年採用版 一般教養の天才 (Wセミナー マスコミ就職シリーズ)

2014年採用版 一般教養の天才 (Wセミナー マスコミ就職シリーズ)

ジャンルごとに48項目あるので、一日3項目ずつやっていけば、16日で終わるボリュームだ。政治経済から文学まであらゆるジャンルを網羅しており、この一冊をやれば一般教養については十分だろう。私の場合、理系ということもあって全般的に教養が不足していたため、全ジャンルをやる必要があったが、文系の人なら苦手分野だけを集中的に克服するという使い方も出来る。

時間が足りなくて、一周しか出来なかったが、時間に余裕があれば3週ぐらいやりたかった。

 

3、新聞を毎日読む

マスコミ志望者なら当然だが、時事問題対策には新聞が最適。私は紙の新聞は大きすぎて取り回しがしにくくて嫌いだったので、日経新聞と朝日新聞のデジタル版を購読し、iPadで読んでいた。アプリで気に入った記事をクラウドにスクラップできるので、非常に便利。面接では最近気になっているニュースを必ず聞かれるので、面接対策にもなる。面接前にスクラップした記事を見直して、考えを整理しておくのだ。

一般紙を一つと日経新聞の二つを読むのがオススメだ。一般紙は良くも悪くも扱う重要なネタはほとんど変わらないので、どれをとっても良いが、日経はかなり違う切り口でビジネス関連の重要ニュースを取り上げてくれるので、情報をまんべんなく摂取するのに最適だ。

 

補足

時事を網羅的に復習する方法で、他にオススメなのが読売新聞の「ニュース月録」だ。毎月4日の紙面で、先月の重要ニュースをリストアップしてくれている。

読売のサイト(http://www.yomiuri.co.jp/getsuroku/)で読めるので購入する必要はない。

ニュースのリストだけでは詳細な内容が理解できないので、新聞ダイジェストとの併用が望ましいが、覚えているかどうかの確認には便利だ。